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SES営業~くたばれ!上位会社の思い上がり担当者!パターン集

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SES。システムエンジニアリングサービス。
偽装請負や多重下請けの温床とも言われる業界には、様々な闇が深くあります。

もちろん、業界そのものを全て闇だとか悪だとか言うことは、あまりにも業界の実態を知らず、正しくはありません。

大半の人は、まっとうな努力をして頑張っています。
しかし、一部に深い深い闇があることも間違いありません。

ビジネスにおいて「金を払うほうが偉い」という感覚は、to Bでもto Cでもあります。
多重下請け構造になるとそれは顕著で、金を払う側、つまり「案件側」が立場が強く、金を受け取る側、つまり「人材側」は立場が弱い、というのは多く見られる構図です。

そんな、立場が強い「案件側」にはびこる、上位会社担当者の勘違いした不遜なエピソード。
そもそもに「上位」とか「下位」という表現そのものが、対等な取引であるビジネスの場ではおかしなものなのですが、通例としてこうなってしまっています。

もちろんこういったひどい人が全てではありません。
しかし、屈辱に耐える下位会社担当者に対して追い打ちをかけるような非礼の数々、内心では「くたばれ!いつか見てろよ!!」と叫んでいるようなシチュエーションもあります。

ここではそんな、ひどい上位会社担当者の例をご紹介していきます。

いつからお前は私の上司になった?タメ語で上から目線の非礼野郎

まずはベーシックなパターン、「タメ語で態度がダルダル」というものです。

そもそもにビジネスの場でタメ語というのはどんな場面でも幼稚であって、「頭悪そう」という印象が真っ先に浮かんでしまいます。
往々にしてこういう人は敬語と丁寧語の違いさえ把握していません。
学校で丁寧語とか習わなかった?覚えてられなかった?というくらいに、学の無さ、品格の無さを露呈します。

同じ社内で、ある程度親しい中ではタメ語も普通な事です。
常に丁寧語では堅苦しくなりますから、気さくにタメ語も許し合う関係というのは、良い関係です。

しかし、「許し合う」というところが大変に重要です。
例え上司と部下の関係であっても「上司がタメ語、部下が丁寧語」という時点で、関係性としてはおかしいのです。
もし上司が親しみを持っているつもりなら、相手が丁寧語の時点で、完全に一方通行です。部下は上司を親しい対象とは思っていません。
それに気付くべきであり、上司も丁寧語を使うべきなのです。

他社とのやり取りであればなおのこと、で、片方が丁寧語で片方がタメ語など、ただの異質でしかありません。
その異質に気付くことさえない鈍感さや、それを当たり前に感じる思い上がりこそが、ダメな上位会社担当者なのです。

これは完全に人の問題なので、逆でももちろん起こり得ます。下位会社の担当者が「丁寧語もまともにできやしない」という可能性はあります。
しかしその場合「もうあそことは取引しない」という確率が高くなります。
どうしても多重下請け構造はピラミッド型であるが故に、下位の代わりがいる事は多く、上位は代わりがきかない事が多いのです。

プライドを持って「あまりに態度の悪い上位とは取引しない」という会社ももちろんいます。しかしそれが出来るのは、「他で受注できる」という体力があってのものであって、もしその体力が無ければ、担当者が心の中で泣きながら屈辱に耐えながら、相手の礼の無さを黙認するのです。

逆の立場ならできない事を、やってしまう。
これこそ、自分の立場を笠に着た行為であって「今に見てろよ」と心から恨まれる原因になるのです。

自分はスキルが無いのに人をスキル不足呼ばわり!決裁者気取りのクソメンバー

人はなぜか「他人を選ぶ立場」になると、調子に乗ってしまいます。
これが能力のある人間であればまた違います。そういった人は元々自分に自信があるので、わざわざその「選ぶ側」という地位に根差して態度が変わりません。
厄介なのは「能力も無いのに他人を選別する立場になった人間」で、こういう人間は往々にして「自分の能力が高くなった」かのように勘違いしてしまい、分不相応な態度や判断を繰り返すのです。

人事においても、新卒入社した新人が採用面談をやっている事も珍しくありません。
全員を次のフェーズに流すような訓練であったり、あくまでも人としてあまりにひどいような人を落とすためだけなら、それでもいいかもしれません。
しかし、ある程度の能力を見るようになってきたら、自分に能力が無いのに、果たしてどうやって選ぶというのか。

エンジニアの世界は、かなりの専門性が求められる、技術的な世界です。
一線で活躍してきた人でさえも、学ぶ事をやめてしまえば、あっという間に知らない事だらけになる。学び続けること、そしてそのキャッチアップの早さこそが大事になります。

SESで案件側として案件と人材のマッチングをしているような人は、確かに最新のトレンドを学べる立場にいます。
いま実際に動いている開発案件ではどういうものを使っているのか。どういう技術スタックが選ばれるのか。その知識を得やすいのは確かです。

しかし、ではそのマッチング担当者は、コードを書けるのか。環境を構築できるのか。そもそも実際に何をやっているのか、その片端だけでも理解できているのか。
答えはほとんどの場合、Noです。
コードを書いたようなこともなく、ツールに触った事もなく、せいぜい座学で最低限学んだ程度、ただコピペで課題をこなして、そこで何がどうなっているアルゴリズムなのかは理解しないまま、などがザラです。

ところがこんなマッチング担当者が、日々送られてくるスキルシートを自社が持つ案件にマッチングするようなことを続けていると、いつの間にやら、まるで自分が出来るような気がしてきてしまうのです。

その結果として起こる悲劇が2つあります。

1つはシンプルに、マッチングにおけるミスです。
本当はその案件を十分にこなすスキルを持ったエンジニアを、平気で落としてしまうのです。
本来は選考というのは「何をどのくらいやってきたか」よりは「何をどのくらいできるのか」であるべきです。

例えばC++を中心にインフラ構築も含めてやってきたフルスタックの圧倒的なスキルを持つエンジニアがいたとして、まぁ正直なところなんでもすぐ出来てしまいますが、経歴の上ではC++、PHP、JavaScript、Pythonをやってきたとします。
このスーパーマンが仮にJavaの案件に応募してきた際には、勘違いマッチング担当者は「Javaの経験が足りない」として、スキルアンマッチで落としてしまうのです。

たぶんその人は、ほんのわずかなキャッチアップの時間で(へたすれば、実際に何を使っているか聞いてからいざ実際に始めるまでの準備期間中に)Javaも十二分に出来てしまうと思います。
しかし内容を理解せず単語だけを追うような担当者であれば「この人はC++の人だから、Javaはできない」となってしまうのです。よりによってスーパースキルを持つ相手に「あなたのスキルでは足りません」と平気で言ってしまうのです。苦笑いしかありません。

もう1つの悲劇は、「ひどい上から目線の態度」です。
「1年もマッチングの専門家としてマッチングを続けてきたこの私は、専門的な技能を持つスペシャリストである」みたいな自覚を持ってしまうのです。
ザルなマッチングで落とすべきでない人を落としていても気付かず、未然にふるい落とされた大きなミスは振り返ることさえできませんから「自分のマッチングは上手くいっている」と完全に思い込んでいるのです。

結果として、例えば「この人のスキルでは無理ですね」とか「このスキルレベルでよくこの単価を要求しますね」とか「あなたは(私と違って)案件内容を理解するのは難しいかもしれませんが」といった超上から目線のセリフを、相手の実力も把握せずに平然と吐いてしまうのです。

しかも、冷静になって思い出すべきです。こういう担当者はマッチングはしていたとしても、自分自身ではロースキル案件さえこなせない、ロースキルどころかノースキルの人間です。そんな人間が、自分が持っていないスキルの部分で、他人を嘲笑うかのように悪しざまに言う資格などありません。
にも関わらず、さも「専門家」になってしまうのです。

そして「知らない」という事は恐ろしいことで、前述のようなスキルレベルの相当高いスーパーマンに対して「スキル不足」みたいなことを平気で言ってしまうのです。
往々にして人材提案側は立場が弱い為に、「はぁ?うちのトップエースがスキル不足?何言ってんだこの無知なバカは。お前は何様だよ」と強い反発を抱いたとしても、それを直接は言えません。

これが案件を直接発注するエンド企業の、それなりに権限のある立場ならまだ分かります。
しかし問題なことは、これだけ居丈高に勘違いし尽くした自称専門家のジャッジマンは、SES企業として元請けなだけで、しょせん請けている側に過ぎない、しかもそこのいちメンバーに過ぎなかったりします。

ですから、このザルジャッジマンが通した人材が、あえなくエンド企業のジャッジで落とされたりします。

もうお前、いらないだろ。いいから全部通せ。お前の判断はいらないんだよ。

こう叫びたい営業担当者の怨嗟が、SES業界を黒く彩ります。

中抜き仲介だけなのにろくに何の仕事もしない、ザ・怠慢

SES業界は、良かれ悪かれ多重下請け構造が現実に存在します。
その中で、様々なことにきちんと責任を持ったり、仲間意識で助け合って仲介する人もいれば、ただお金のため利益のためだけに中抜きする中抜きマンも存在します。

そんな中抜きマンにあるあるなのが「ザ・怠慢」です。

中抜きということは真ん中に立つので、下位会社から見れば、案件側の上位会社でもあります。
案件の商流は今一つ判然としない事もありますので、エンド直のプライム案件なのか、ただの横流し案件なのかすぐには分からなかったりします。
そのため、下位会社はそれなりに丁重に対応しようとします。
が、このザ・怠慢は、態度も礼儀も怠慢なので、極めて雑な対応をしていかにも上位会社っぽい傲慢さを晒しながらも、実際にはただ上位に送り付けて終わりで、自分はろくに何もしません。中抜きだけをきちっとして、他は放置なのです。

こういうタイプは連絡能力からして、クソの中のクソです。
まずほとんど連絡が取れません。都合が悪くなると貝が口を閉じるかのように全ての電話に出ず、メールにも反応が無く、「夜逃げでもしたのか?」と思うほどです。

ところが自分の利益になりそうな話になるとコロッとかわって連絡してきたりするので「いっぺん殴ってやろうか」と殺意を覚えるわけです。
せめてこれまで一切まったく連絡取れなかったことの詫びくらい入れたらどうか。

ただの中抜きと分かれば、上位も下位もそこは相手にしないようにするので、こういう人(というか会社)の命運は長持ちはしません。
しかし困ったことに、こういう「ナマケモノでももっと動くんじゃないか」というザ・怠慢でも「SES業界経験者」なので、華麗に転職して、本当のちゃんとした上位に行ったりします。

そういった上位会社が営業ごとに分かれていたりすると、ザ・怠慢担当になった会社にとっては地獄で、提案をスルーされることも数知れず、メールはtwitterのタイムラインのように「たまたま見かけたら返事する」程度、物事は一気にろくに進まなくなったりします。

ザ・怠慢の仕事の効率は極めて悪いので、自らの怠慢が引き起こす非効率化・業務の増大によって、更なる怠慢に落ちていきます。

くたばれ!上位会社の思い上がり担当者!

ここまでご覧いただいてきたように、ひどい非礼で品の無い態度、能力も無いのに勘違いした思い上がり、傲慢な言動というものは、すべて「所属する会社の力、取引関係の力」に根差しています。
それが無ければ「すぐに誰からも相手にされなくなる」だけですが、こういった会社や取引の力、上位としての力を背景に持つと、極めて厄介な物になってしまうのです。

それに当たってしまった担当者は、自分も自分で会社の利益を背負っていますから、「自分が不快だから」という理由で会社の利益を損ねるわけにもいかず、必死で耐える事になるのです。
こんなかわいそうな人が、悩みに悩んで結局は仕事をやめてしまったりして、キャリアに影響を及ぼしてしまったとしても、上位会社の思い上がり担当者は自らが人の人生に悪い影響を及ぼしたことに、気付くことさえありません。

しかし上位会社の思い上がり担当者は、上位会社自身にとっても、最も忌むべき存在です。
思い上がり担当者は、上位の力があるからこそそれが出来る。それはすなわち、会社の看板を背負っているのです。
会社の看板を背負いながら他人の強い恨みを買うような行為は、会社の看板に傷をつけるだけにしかなりません。

そんな思い上がり担当者を採用してその部門にアサインしてしまうこと、その事実に気付きもせず放置してしまう事は、大きな大きな問題になります。
そうして、本来は強いはずの会社の看板が、思い上がったメンバーレイヤーのイチ担当者によって棄損されていくのです。この損失は、会社としてはあまりにも見合わないものになります。

多重下請け構造、というゼネコン構造がはびこるSES業界では、こんな悲劇が後を絶ちません。
思い上がったクソ担当者に当たった人は「いつか見てろよ。いまに見返してやる。」と強い恨みを抱き、万が一その上位会社担当者の立場や会社の力が弱くなった途端に、猛然と牙をむくようになるのです。

事実、この「いつか見てろよ。いまに見返してやる。」という強い思いをモチベーションにして、会社を大きくしてきたような経営者もこの業界には少なからずいます。
「立場が弱くて苦しい、なら立場を強くすればいい」というのは正しい判断ですし、強い立場に甘えきって傲慢な巨人は倒される日が遠くはなく、やる気に満ちた小さな会社が、その後釜に座るのです。

しかし悲しいかな。歴史は繰り返してしまいます。
「いつか見てろよ」と思って大きくなったところは、その悔しさの反動から「どうだ見たか!上に立ってやったぞ!!」となってしまいます。
そんな謙虚さを欠いた経営者の元では、末端のメンバーにすぎない担当者まで調子に乗ってしまい・・・・悲劇は繰り返されます。

上位会社こそ、謙虚に。
人を選ぶ立場にある人こそ、他者を尊重して。

いま優位にある企業こそ、驕りが無いかもういちどよく見直してみるべきでしょう。

悲しい立場の人の恨みを代弁するべく、皆で叫びましょう。

くたばれ!上位会社の思い上がり担当者!!

 

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